日本人に馴染のある果物の代表と言えば、みかんですよね。
日本人はみかんが大好きと言って良い程、日本では生産量が多く果物生産の6割が柑橘類です。
そのため、スーパーに行けば一年中みかんや柑橘類を手に入れる事が可能となっています。
普段何気なく食べているみかんには、様々な効果と効能があります。
今回は、知っているようで知らないみかんの効果と効能についてご紹介いたします。
みかんのビタミン・栄養は?
みかん等の柑橘類に含まれる栄養の代表と言えば、ビタミンCですよね。
みかんはこのビタミンCがとても豊富で、1日に2個程食べれば、大人のビタミンC必要摂取量を補えると言われています。皮や白い部分、筋等にも様々な栄養があります。
みかんに含まれる栄養素
ビタミン類
ビタミンA、B群、C、Eが含まれています。
ミネラル
カリウムやミネラルが含まれています。
有機酸類
クエン酸が含まれます。
ポリフェノール類
フラボノイド化合物、ヘスペリジンが含まれています。
この他にもセルロースやβカロチン等が含まれています。
みかんのカロリーは?
実はみかんのカロリーはとても低く、75gで34キロカロリー程度で、ショートケーキの10分の1ほどしかありません。
『果物に含まれる果糖は太る』と思われていますが、実際はそんな事もありません。糖には種類があります。
ブドウ糖
ご飯やパン等のデンプン質に含まれます。
ショ糖
砂糖の主成分です。
果糖
果物に多く含まれます。
ブドウ糖とショ糖は体内に入ると、血糖値を上げインスリンが分泌されます。
インスリンは、血糖を体内に取り込んでエネルギーとします。この時余った糖が、脂肪として蓄えられ太る原因となってしまいます。
果糖は血糖値にほとんど作用しません。だからと言って、果糖を大量に摂取すると中性脂肪が増える原因となってしまいますので、みかんは1日に2~3個ぐらいにしておきましょう。
みかんの効果と効能は?
みかんには様々な効果や効能があります。
みかんの実
ビタミンCが豊富で免疫力をUPし、風邪を予防する事が可能です。
みかんの皮
みかんの皮は脂肪の分解を助ける働きがあります。
みかんの白い部分
みかんの皮を剥いた時にある白い筋は栄養が豊富で、アルベドと呼ばれています。
このアルベドは本体の実よりもビタミンPが多く含まれており、コレステロールを改善する働きがあります。
この他にも、みかんに含まれるβークリプトキサンチンは抗酸化作用があり、がん予防、骨粗鬆症、老化防止に効果があると言われています。
みかんを丸ごと美味しく食べよう
みかんの食べ方も人それぞれですが、特にダイエットをしている場合などは、皮の部分を上手に食べる事で、脂肪を燃焼しやすくなります。今まで白い筋や皮を排除していたなら、その部分も一緒に食べるようにしましょう。
皮もそのまま食べる
みかんには農薬やワックスがかかっています。40℃のぬるま湯に2~3分浸けておくと、ワックスが取れますので軽く洗って食べるようにしましょう。外国産のみかんは農薬が濃い可能性もありますので、皮ごと食べるなら国産がおすすめです。
焼きみかんにする
オーブントースターやグリル等で、焦がさないように全体を焼くようにしましょう。
皮に含まれる成分が実に移り、実を食べるだけで皮の栄養を摂る事ができるそうです。
ママレードジャムにする
ママレードジャムにすると、手軽にみかんを丸ごと食べる事が可能になります。みかんの皮と砂糖、水を入れ、水気が無くなるまで煮詰めるようにしましょう。
陳皮(ちんぴ)にする
みかんの皮を乾燥させて陳皮にしましょう。
みかんの皮を洗い、からからになるまで天日に干します。この陳皮を煎じて飲むと、身体を温め、血流を良くし、むくみを予防する事ができます。
みかんは便秘に効く?
みかんは食物繊維が豊富なので、便秘にも効果があります。実のまわりの白い部分(アルベド)は取らず、食べるようにしましょう。
ヨーグルト等と一緒に食べると、より効果が期待できるそうです。
今回は、みかんについてご紹介しましたが、いかがでしょうか?
みかんは、小さな子供から大人まで慣れ親しんでいる、日本の代表的な果物になります。
普段何気なく口にしているみかんは、美味しいだけでなく様々な効果や効能があります。
上手に丸ごと栄養を摂取して、美味しく健康的な美しさを手に入れましょう。